院長 | 奥谷 卓也 |
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診療部長 | 淺野 耕助 |
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医師 |
西田 健介 |
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医師 |
長坂 啓司 |
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医師 |
鍵山 義斗 |
泌尿器科専門医が常駐し、入院・手術治療ができる近隣地区には数少ない施設の一つです。特に、前立腺・腎・尿管・膀胱の悪性腫瘍および排尿障害(排尿困難・頻尿など)や尿路結石に対する治療に実績があり、広島県西部から山口県東部の広い範囲から患者さんが受診しています。
前立腺肥大症、前立腺癌、膀胱・腎盂・尿管癌、腎癌、精巣腫瘍、腎・尿管結石、膀胱・尿道結石、腎盂腎炎・膀胱炎、前立腺炎、精巣上体炎、尿道炎、包茎、尿失禁、骨盤内臓器脱(膀胱・子宮・直腸脱)、尿路奇形など尿路・性器に関わる疾患すべて
前立腺肥大症に対する治療は、排尿障害の程度や患者さんの希望によって、薬による治療と手術のいずれかを選択できます。手術はすべて内視鏡による経尿道的手術を行っています。この手術は体にメスを加えないため術後の回復が早く入院期間が短くなるなど、開腹手術に比べてはるかに優れた方法といえます。また2016年からこの経尿道的手術において、従来の電気メスによる切除術に加えてホルミウムヤグレーザーによる核出術:HoLEP(肥大した前立腺を一塊にして摘出)を導入しました。従来の切除術に比べて出血が少なく、術後の疼痛もほとんどありません。
小さな結石であれば薬による対症療法で自然に排石するのを待ちますが、0.5㎝以上の大きな結石であれば体外衝撃波砕石術(ESWL)を行います。これは体外からの衝撃波の照射によって体内の腎結石や尿管結石を破砕する方法で、ほぼすべての腎・尿管結石の治療が可能です。
また径の細い尿管ファイバースコープを用いたレーザー砕石装置による内視鏡手術の症例も年々増えてきています。
腎臓の手術など、一般的に今までは開腹手術が主流でしたが、当科では積極的に腹腔鏡下手術を行っております。
これは従来の開腹手術に比べ、創が小さく(器械を挿入する数箇所の穴のみ)、術後の回復も早いため、入院期間も短くてすみます。
癌検診への積極的な取り組みなどにより、1年間に発見される前立腺癌は30人を超えるようになりました。前立腺癌に対しては、日本泌尿器科学会が作成した治療ガイドラインに沿って、内分泌療法(ホルモン療法)、放射線療法、手術療法を十分な説明のもとに適切に選択して治療にあたっています。また進行した前立腺癌の患者さんには、最新の抗癌化学療法を導入し、緩和療法も併用して、苦痛のない、質の高い生活を送れるように治療します。
外来患者数 |
約6,500人 |
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入院患者数 |
約200人 |
内視鏡的手術 |
80~100例(前立腺肥大・膀胱癌・尿管癌・腎盂癌など) |
前立腺癌治療 |
40~50例 |
膀胱癌治療 |
80~100例 |
尿路結石治療 |
約100例 |